「仕事と給与作成」の進化
1.Project [仕事で給与作成」
プロジェクト ”新たな「仕事で給与作成」"へ を
ワークフローで描くと・・・:
* 社員一人ひとりから・・・仕事一つひとつ聞き出す
・社員一人一人がM1課業を提出、
・コンサルタントや分析社内担当者を選任、
・彼らが中心に仕事を分析と評価し、C1職能要件書やC2職務評価し、分類表に纏める。
・社員は、出来上がった職務分類表から自分の仕事10個を選び、
・自分の等級を計算し、M2個人等級格付け計算申請書を上司に送信する・・・これで終了。
説明を追加 |
・・・・.「仕事で給与を決める」が威力を発揮する(再録)
① 賃上げ交渉(対組合)から筆者の社長業がスタート
交渉といっても、組合側は上部団体の指示・決定をまちで、
互いに持ち出す議論は不毛に等しく、
従業員は途方に暮れるしかなかった。
② 筆者は、弥富賢之著「合理的賃金の決め方」(当時本田技研に導入で知られていた)を読んではいた
・しかし、実践を通して徹底した学習を必要としていた。
・賃金について組合や会社幹部もまた、筆者同様何も知らないに等かった。
・そんな時、偶然、商工会議所の講習会で「給与は仕事で決める」の話を聞く機会が出来た。
・この問題を根本的に解決するには、「仕事で給与決定する」・・・。
・これしかない!! と瞬間ひらめいた。
・これが、その後、経営者として取り組む「仕事で給与決定・経営を変える」の、すべての始まりだった。
③ さっそく
・社員一人ひとりから彼らがやっている仕事一つひとつ聞き出していった。
・これを職務遂行能力や執務態度にまとめ、これら一つひとつを
・経営者、管理職、組合執行部の二日がかりの全体会議で読み上げていく。
・間違いがないか、みんなで検証する。
・この仕事を使って、一人ひとりの給与が決まってくるからだ!!
・もはや燎原に放たれた火のごとく、この企てが広がっていくのを、誰にもとめることはできなかった。
④ 給与決定の問題は、ここで決着、社員と組合との関係は一変してしてしまった。
3. 決着
-これで・給与決定の問題は決着、
・組合執行部や社員と会社の関係は一変した。
・その後、執行部の一人ひとりが部長1人の総務部を何かと助けてくれた。
4. バブル崩壊・”仕事で給与決定”で 失われた20年”を回避
①「仕事で給与を決める」改革・・・今思えば “失われた20年”回避の戦いだった
・’90初頭のバブル崩壊は、それまで新車販売中心できたデーラー経営を直撃。
・世間は、車は購入ではなく、修理して乗るに変わったからだ。
・会社は、車販売という収益の柱を失なった。収益の柱を、一日も早く、修理に移さねばならなかった。
・誰も手のひらを返したようにそんなことが、今出来ると思わなかった。
・これまで販売が中心だったため、修理は、がぎられた、なじみのお顧さまが中心あった。
② 新車利益の減を、整備利益でカバーするには、これまで疎遠になっていたお客様に、特別にお願いして、車検や修理に来てもらうしかなかった。
・何かをする必要があった。多くの車検をはじめ整備のお客様に来ていただくために・・・。
・経営者は決断した。本社に営業本部長がいて販売オンリーで営業所長を統括をしていた体制を、
一転、社長自身が直接、営業所長を支配する社長直轄体制にあらためた。
・営業所長に担当エリア販売から整備までの総合責任権限を与え、かれらが地域顧客のためになると思うことは、工場を使って何でもできるようにした。
③ 1人の営業所長が、すばやく立ち上がった。
ここは、県内規模NO2の大手営業所で顧客数4500軒、全社の20%を占める。
彼は早速、所内で現場と相談、次のような独自の顧客対策を立て、実行に移した。
・・実は、彼らほど、会社のこの決断を待っていたものはなかったのだ。
その所長は所員全員に対して以下のように話した。
イ.これからは”お対客様サービス第一”とし、自分がこの全ての責任を持つと宣言、
ロ.新たに
①お客様の車検等の入庫の責任を工場長から車両販売担当に移す
②今後、車検、点検の入庫を予約制に変へ
③車両販売担当者が責任を持って、顧客様お一人おひとりから入庫予約を取る。
これを販売マネージャの責任とする。
これまでの150%の修理台数 を確保し消化させる。
そして、お顧客さまお一人おひとりに迅速な修理を約束する。(→ 工場長の責任)
ハ.所長は入庫会議(所長主催、工場長、フロント、販売マンージャーによる)を開き、
・セールスグループが受けてくる入庫予約に基づき「週間予約管理表」を作成、
・営業所一体でこの目標の達成に取り組む。これによって、
・全入庫台数を時間内に消化し、残業なしを実現する。
④その結果、整備利益をその翌月から、前年比15%アップ
-この所長は、る驚くべき成果を挙げた。 さらにその後18月間もそれは続いた。他の営業所にもこれは広がった・・・言うまでもない。
-この会社は、 バブル崩壊から始まった”失われた20年”陥りの危機を社員たちの工夫で乗りきることになる。
・数年前のリーマンショックの新車3割減でも、利益が出せるまでになっていた。
・この顧客、社員、経営者、会社を一体にするパワーは、どこからでくるのであろうか?
・''地球も太陽が生み出すパワーで回っている。この世界も仕事が生み出す人々のパワーで回っているとしか言いようがない。
①自動車販売会社・会社再生戦略解説(スライド)
仕事の分析から等級格付けへの事例の紹介
1.「仕事で給与決定」による経営再生戦略
2.課業分析
3.自動車修理職・職務遂行能力
社員提出の課業を分析下記のような職務遂行能力を作成。
4.職務遂行能力一つひとつをテクニカル・ノウハウとマネジメント・ノウハウ(ノウハウ・チャート)評価しレベル
分類を行う
分類を行う
5.同等級格付け計算事例
社員は自分がこの1年担当する仕事を、前項4.の職能要件書の職務遂行能力から10個選び、等級格付けを行う。等級がJ3に決まる。
以上